スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | | スポンサー広告

ポピュレーション・コーディング

Information processing with population codes

今日の輪講で後輩のSくんが紹介してくれましたポピュレーション・コーディングのレビュー論文です。
計算論的神経科学において、脳の神経回路でどのように情報がコードされているか、という問題があります。それに対する有力な説がポピュレーション・コーディングです。ポピュレーション・コーディングとは、複数の異なる値にそれぞれ活動のピークをもつ神経細胞のベクトル表現により、知覚刺激の運動方向などをコードしているというものです。単純なモデルは、

 r = f(s) + n

sは符号化する変数、f(s)は応答関数(チューニングカーブ)、nはガウスノイズ、rは細胞の発火頻度です。ここではfはそれぞれ異なる平均(preferred directioon)をもつはガウシアンと仮定しています。
神経細胞の活動rが得られたときに刺激sをデコードするには、ベイズの法則より、

 P(s|r) = kP(r|s)P(s)

として最尤推定やMAP(maximum a posteriori)推定などをして、sを求めます。また、Deneveらが大脳皮質の構造に似た側方に結合のあるニューラルネットで最尤推定によるデコーディングができることを示しているようです。

最後に、上記の単純なコーディングモデルでは、Transparent motionや覗き窓問題に対応できないので、非線形なモデルに拡張する必要があると論じられていました。


視覚刺激などを一度コーディングしたあとに、さらに脳内でデコーディングしているのでしょうか? もししているとしたら、高次エリアにより抽象化した情報(圧縮された情報)を渡すためなのでしょうか?

スポンサーサイト

2006.02.03 | | Comments(1) | Trackback(0) | 論文の紹介

コメント

初コメントです.妄想・想像のお裾分けデス.

同じ情報を複数の目的(運動とか判断とか何か,いろいろ…)で使ってるとしたら,それらの目的全てにとって使いやすい汎用的な情報表現に一度変換している気がします.また,このレベルでは一つの情報を複数のニューロン群がオーバーラップして表現(独立なんかじゃない)しても構わないと思ってます.そのほうが連想とか物事の関連付けとかしやすい気がしますし.

センサーに近い部分が ICA みたいなことをして独立性を高めてるのは,汎用的な情報表現に変換する際に都合が良いのかもしれません.直感ですが.

と,妄想の要点を書くと,
各々の目的にとって扱いやすい最大公約数的な汎用情報表現にしておき,そこからは必要な情報に関してのみ取り出す必要最低限のデコーディングを各々がしている.
と考えてます.

と書いて思いましたが,つまりはデコーディングと言ったって単なる情報表現の変換なんですから,出来るだけ変換を減らすようにしているってことでしょうか.

それらの表現をどうやって得たのかは難しい問題ですね….
V1 Simple cell までは単純に自然界の中にいる観測者における情報理論だけで良かったかもしれないですが,それ以降はそれだけじゃ無理で,自然界の中での行動とかまで考えないといけない気がします.

長文なりました….

2006-02-04 土 11:48:55 | URL | uchi #V6iQZ20Q [ 編集]

コメントの投稿


秘密にする

«  | HOME |  »

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。