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順列都市

グレッグ・イーガンのSF小説『順列都市』を読みました。

この小説は、人体を高解像度でスキャンしてコンピュータ上に再現できるようになった時代を描いています。コンピュータ上に再現された人は「コピー」と呼ばれ、コピーにも現実の人物と同じような意識が存在します。小説のストーリーについてはいろいろなサイトで紹介されているので省きますが、私が昔から疑問に思っていることの一つがこの「コピー」です。

主人公の一人であるソフトウェア・デザイナー 兼 人工生命研究者のマリアは、自分をコピーする際に自分の腕にマーカーペンで印をつけ、その印だけをスキャナが読み込まないようにしました。つまり、現実のマリアには印があり、コピーには印がないようにしたのです。物理世界のマリアはスキャン後目が覚めたときに自分の腕に印があることを確認して安心します。一方、コピーのマリアは印がないことに愕然とします。

私の疑問は「私がコピーされたときにいったいどちらの私として目を覚ますのか」ということです。現実世界の自分として目を覚ますのでしょうか?では私がコピーだっとしてそれをさらにコピーしたらどちらのコピーとして私は目を覚ますのでしょうか? どちらのコピーも私として目を覚ますのでしょうか。確率1/2でどちらかになるのでしょうか? または「心のコピー」など不可能なのでしょうか。そもそもこの問い自体が間違っているのでしょうか。

今はただの思考実験でしかなくても、将来、もし意識をもつソフトフェアが現れたら、(倫理的な問題が生じるかもしれませんが)検証可能となるでしょう。

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2007.06.30 | | Comments(1) | Trackback(0) | 雑記

コメント

コンピューター上でコピーは存在する。
地上ではコピーは存在できない。
同じ軌道上を同様に運動する物質は無いからである。
少なくともそんな物質は発見されていない。
宇宙でも観察されていない。
原子レベルでも発見されていない。
この問いはジョークそれともマジ?
金にでも目がくらんだか!

2007-07-18 水 15:35:54 | URL | 高橋 英之 #Eea30o0w [ 編集]

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